1巡目振り返り

第17節終了
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前節┃位┃名前│勝点│(勝−分−敗)┃得失│得│失┃
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1 →┃ 1┃桜大│○41│(13− 2− 2)┃+20│36│16┃
2 →┃ 2┃湘南│○39│(12− 3− 2)┃+21│32│11┃
3 →┃ 3┃仙台│○35│(11− 2− 4)┃+16│28│12┃
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4 →┃ 4┃甲府│○34│(10− 4− 3)┃+ 9│24│15┃
6 ↑┃ 5┃水戸│○28│( 8− 4− 5)┃+ 0│29│29┃
5 ↓┃ 6┃札幌│△27│( 7− 6− 4)┃+ 4│25│21┃
8 ↑┃ 7┃東緑│△25│( 7− 4− 6)┃+ 1│18│17┃
10↑┃ 8┃愛媛│○24│( 7− 3− 7)┃+ 4│21│17┃
7 ↓┃ 9┃徳島│●24│( 6− 6− 5)┃+ 3│22│19┃
9 ↓┃10┃富山│●23│( 6− 5− 6)┃− 1│16│17┃
13↑┃11┃草津│○20│( 6− 2− 9)┃− 4│25│29┃
11↓┃12┃鳥栖│●20│( 5− 5− 7)┃− 6│16│22┃
12↓┃13┃福岡│●17│( 4− 5− 8)┃− 8│15│23┃
14→┃14┃熊本│●16│( 4− 4− 9)┃− 8│16│24┃
16↑┃15┃岐阜│○16│( 4− 4− 9)┃−11│14│25┃
15↓┃16┃栃木│●14│( 3− 5− 9)┃−10│14│24┃
17→┃17┃岡山│●12│( 2− 6− 9)┃−17│12│29┃
18→┃18┃横縞│● 7│( 1− 4−12)┃−13│12│25┃
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上位は前評判No.1のセレッソが順当に白星を重ね、首位に立った。不安な守備が垣間見えるが、昨年に比べると終盤の失点が激減。というより、セレッソ相手には引くよりも積極的に前にプレスをかけようと前に出てくるチームが多いため、むしろ相手の方が終盤には力尽きてしまうパターンが多い。
今年の補強外国人チアゴマルチネスキム・ジンヒョンいずれも大当たり、香川、乾はさらに成長と各個人はもうJ2では手がつけられない状態。しかし反面しかkりとしたチーム戦術はないので淡白なミスも散見される。それでも何とかしてしまうだけの個の力がセレッソにはあるのだけども。
セレッソは昨年大失速した鬼門の第2クール、今年も香川が代表招集で不在の4試合。ここでの戦い方に注目が集まる。ここを乗り越えるとまず昇格は固くなる。
セレッソの今クールの発見は黒木。プレシーズンのガンバ戦にも使われていて期待されていたが、クール終盤に入り試合ごとに成長している。恵まれた体格に正確な長短のパス。指揮官が絶賛する才能が開花しつつある。
一方2位の湘南は一時ライバルセレッソに勝ち首位にも立ったが、その後2連続引き分けでポイントを落とし2位。
ここは結果的に正GK金の怪我もあり野澤の補強がヒット、また色々な事情で京都を離れた田原を獲得、その田原がCFとしてしっかり軸となっている。さらにJFLHonda-FCから移籍した村松もジャーンとコンビを組み堅いDFに貢献している。
湘南の発見は前述の村松の予想以上の活躍とFW中村。札幌、セレッソ戦で勝負を決めるゴールを決めた。GKとの1対1を冷静に決めることが出来るFW。
3位の仙台は昨年同様安定した戦い。円熟期に入った梁を中心とした中盤の安定感はJ2でも随一。また、昨年不安のあったDFはエリゼウが入ることにより安定が増した。コンビを組む渡辺も入れ替え戦の経験をもとに安定している。ただ、あまり新しい発見というのはないチームだけにここから伸びてくる若手が欲しいところ。
4位甲府はいままでの甲府サッカーの代名詞だったアンカー林と決別。池端がアンカーを務める。昨年まで決定力に悩まされてきたFWには森田、金信泳を補強。マラニョンと合わせてそこの部分の補強がハマり上位争いに。ただ、まだまだ決定力が低い。
5位水戸はイケイケサッカーがハマり上位進出。荒田、高崎、遠藤といった若手攻撃陣が躍動。19得点はJ2で3位に当たる数字。しかし、平松、パク・チュホが抜け、さらにケガ人が続出しているDF陣が守りきれず点は取るものの、同じだけ取られてしまっている。また、荒田が怪我で抜けた部分痛い。ここにきてFC東京から下田を獲得し、守備の立て直しを図る。
発見は遠藤、森村といった若手の中盤。うまくレンタルの選手なども活用し、信頼を得てきたのがチームの財産となっている。
6位札幌は逆に石崎氏が就任し上位争いが期待されていたが、シーズン前から不安視されていた3ラインゾーンDFからプレッシングへの以降が上手くいかず序盤低迷、下位に沈んでいた。しかし、首位のセレッソ戦で相手のミスなどもあり4-1で勝利したことにより自信を取り戻しつつある。
20歳でキャプテンに指名された上里や、ボランチ起用で新境地を開拓しつつある宮澤、徐々にフィットし始めたダニルソンキリノの外国人。現状上がなかなか取りこぼししないので厳しいが十分巻き返せるだけの選手はいる。
ここからは簡単に。
7位の東京V、昨シーズンの不調をまだ引きずっているか、ただし、FW林、大黒のコンビが熟成されつつある。若い藤田、高橋といった選手も健闘している。
8位愛媛。開幕時スタートダッシュに成功したもののそこから失速気味。ここにきてまた復調傾向。選手層が薄いだけにけがなくやれるかどうか。
9位徳島、積極的な補強があり個人的にはもう少しやるかと思ったがこの位置。攻撃陣では徳重の奮闘が目立つ。ただし6勝6分け5敗と成績的には勝ち越していることと上位相手にも健闘している。上位陣を悩ませる存在となれるか。
10位富山、GK中川を中心としたDF陣の奮闘が目立つ。失点だけでいけば5位タイの成績それも前節0-5で敗戦したためであり堅いDFで今季昇格組では健闘している。
11位草津、FW都倉が覚醒しつつあるが、こちらもDFが崩壊。水戸、岡山と並んでワースト失点。後ラフプレーが多いのも気になる。
12位鳥栖、今クールの失望その1。といってもやはり藤田の移籍の穴が埋まらなかった形。ここにきて山瀬弟、ハーフナーをレンタルで獲得浮上を図る。島田を中心にチャンスは作れているだけに決める選手が欲しいところ。
13位福岡、今クールの失望その2。北斗以外の大きな戦力喪失はなくまたFW高橋という計算できる補強があったにもかかわらずこの成績。何か根本的な治療が必要かも。
だんだん疲れてきたぞw
14位熊本、高橋が抜け、その他FWに故障が続出し得点力不足、ただし今年加入した藤田を中心としたパスサッカーはパス数がセレッソに次ぐ2位ということからも細かなショートパスは観ていて楽しい。しかし得点に結びつかなければ勝てない。
15位岐阜、経営難もありメンバーが大幅に入れ替わるなか全く新しいチームといってもいい状態。ただ、チャンスを与えられた大卒選手の奮闘が目立つ。西川、染矢といった攻撃の選手は面白い。
16位栃木、昇格チームの苦しさか。それでも選手としては今年の昇格組の中では上位にあったはずなので少し残念。寄せ集めチームの難しさが出ているか。
17位岡山、序盤は堅いDFで奮闘していたものの、中盤以降失点を重ねこの位置に。とにかく点が取れないのが悩み。
18位今シーズン最大の失望横浜FC、確かにDFの中心エリゼウとチーム得点王アンデルソンが抜けたもののここまで落ちるとは思っていなかった。ここも点が取れない。耐えられなくなって失点と完全に負のスパイラルに入っている。まだ1勝しかしてないしなぁ。

とまぁこんな感じ。最初は各チーム1人ずつぐらい気になるプレーヤーを入れようかと思ったけど思い浮かばないチームもあったので省略w
上位4チームとのその下との間に勝ち点6開いている。とはいえ残りまだ34試合あり予断を許さない。
さてわが桜は鬼門の第2クールを突破できるのか?