明けてました。

年明けて2カ月もたつ頃ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。
昨年のセレッソはチーム年間最高の3位という見事な成績を収めましたね。
今年はACLもあるので簡単におさらいと展望を少し。
昨年はJ1復帰初年度でありながら中断期間直前でのシステム変更がうまく当たって、香川真司が抜けたあとでも、勢いを殺すことなくさらに加速させてのフィニッシュとなった。
また、夏場やシーズン最終盤での過密日程の方が成績がいいというその前年に51試合というスケジュールを戦い抜いた経験が生きたのかなと。
シーズン序盤ではJ2でも使っていた3-6-1のシステムで戦っていたけども、これがうまく機能しなかった。J2では自分たちでボールを保持する時間が長くて3バックも高い位置取りが可能だったのが、J1レベルのプレスに戸惑って全体的にラインが下がって押し込まれてしまった。また当時の1トップ2シャドーは前線でのボールキープがうまくなくて余計に下がる原因となってしまった。
そして6節にマルチネスの退場+負傷という苦しい試合をドローで切り抜けた後の7節湘南戦から家長がスタメンに名を連ねる。そして同時にフォーメーションを4-2-3-1に変更。これが今シーズンの全てでしたね。家長が入ることによりより前線に近い位置でボールをキープすることが可能となってチーム全体が前に比重を掛けられるようになった。さらに、簡単にボールを失わないことと、手段に詰まった時はアマラウのミドルで攻撃を終わらせてリセットした状態で守備をするという形が確立した。
これは香川真司ではなかなかできないことというか、香川真司乾貴士の良さはワンタッチで前を向くという意識の高さと、そこで前を向いてのドリブルでの仕掛けであって、逆に言うとボールロストも多くカウンターを受けるピンチも多くなる。家長はゴールという結果こそ真司に比べて少ないけど、頑強なフィジカルでしっかりとボールキープすることによってDFの負担を軽減していた。そこが昨シーズン真司が抜けた後もチームが上位に進出できた理由だった。
但し今シーズンはその家長も移籍してしまった。さらに中盤で圧倒的なフィジカルを見せつけていたアマラウも抜けて守備組織が相当課題になってくると思う。確かにモニと大海のデュオはスピード豊富でチームが押し上げてる状態で2バックDFという形ではフィットしていたけどもフォーメーションは違えど3バック時で相手に押し込まれる時間が多かったシーズン序盤は不安定だったのも事実。
そして前線で家長並みにキープして時間を作れるプレイヤーもいない。
ただ、プレシーズンキャンプの話なんかを聞くと、さらにスピードに特徴のあるホドリゴ・ピンパォンを獲得してさらに縦に早い展開を狙うとの話。
不安も期待も両方あるなか明後日長居のアレマ戦で今シーズンが始まる。
まずはそこの戦いを観たいと思う