今シーズン振り返り

第1クール 9勝1分け4敗 勝ち点28 得点21 失点15 得失点+6
第2クール 4勝2分け8敗 勝ち点14 得点21 失点21 得失点±0
第3クール 8勝3分け3敗 勝ち点27 得点39 失点24 得失点+15
トータル 21勝6分け15敗 勝ち点69 得点81 失点60 得失点+21
各チームとの星取表
順 チーム 1 2 3  点 得 失 差
01:広 島 ●●● 0 4 9 −5
02:山 形 ●○△ 4 5 5 ±0
03:仙 台 ○△● 4 5 5 ±0
05:湘 南 ○●○ 6 4 4 ±0
06:鳥 栖 ●●○ 3 4 3 +1
07:甲 府 ●△○ 4 8 8 ±0
08:福 岡 ○○● 6 5 4 +1
09:草 津 ○●○ 6 8 3 +5
10:横 浜 △●△ 2 4 5 −1
11:水 戸 ○●○ 6 5 3 +2
12:熊 本 ○●△ 4 5 5 ±0
13:岐 阜 ○○○ 9 12 0 +12
14:愛 媛 ○○○ 9 8 2 +6
15:徳 島 ○●○ 6 4 4 ±0

やはり第2クールの成績が酷すぎる。この時期はDFラインに怪我人が続出。前田、江添、羽田、尾亦、阪田らが入れ替わり立ち替わり怪我、ジェルマーノ、古橋も怪我で離脱。それに加えて香川の代表選出による離脱なんかも重なりチームとしての形を失った。シーズン当初期待されたカレカも結局フィットすることなくチームを去った。またそのカレカをクルピが重用したせいで出番を失ったデカモリシが移籍、中盤の穴埋めに乾、青山、カイオを補強後手に回ったものの乾、カイオは活躍し、第3クールの追い上げの立役者となった。

チーム内得点ランキング
小松     16ゴール
香川     16ゴール
ジェルマーノ 13ゴール
カイオ     8ゴール
古橋      6ゴール
乾       6ゴール

出場時間を考えると小松はよくやっている。香川の特に第3クールでの得点力は凄まじかった。カイオ、乾も香川とのコンビが熟成するにつれ得点を量産。ジェルマーノは確実にPKは決めたものの、去年見せたセットプレーからのヘッドといったゴールが影を潜めた。
昨年の18ゴールでチーム得点王だった古橋は今シーズン怪我に悩まされた。また、古橋の不在、ゼ・カルロスの退団でフリーキッカーがいなくなったためセットプレーの精度が落ち、去年セットプレーから8ゴール奪った前田は今シーズン得点0と如実に表れた。
結局、けが人などで苦しくなった第2クールで引き分けに持ち込むなど耐えきれなかったことが大きく響いた。得失点は±0だったが、これは岐阜戦の5-0が大きくそれ以外の僅差の試合をことごとく落としたのが原因。
守備面は前述のとおり第2クールのけが人続出で最後までコンビネーションと守り方が固まらなかった。最後は3バックで前田、羽田、藤本で固定したものの、それまでは一応前田が軸だったものの、けが人等でメンバーがコロコロ入れ替わった。そしてそこのコミュニケーション不足の面を突かれ失点を重ね、また前がかりになるチームにDFもつられるようにマークを離してしまい、ミスによってやらずもがなの点を与えた。
これもチームとしての戦い方が徹底していれば防げたと思うが、そういったものはなく、個人個人の能力に頼り切ったサッカーをしてしまった。逆にそれでこれだけの成績なんだから選手の質自体はJ2でも抜けているということ。
クルピの続投が決まってしまった今、言ってもせん無きことだが、チームとしての戦い方を植え付けられる監督ならば普通に広島の次に抜けれたはずなんだよな。来年もクルピ体制で行くことは決まっているので、今のチーム体制をどこまで維持できるかが来期に向けてのカギになる。
香川の残留は濃厚になってきたようだが、これまで2年間J2の戦い付き合ってくれた古橋に今年こそ離脱するのではという噂も出ている。あと、レンタル契約の乾、羽田、カイオといった主力を引き留めることができるのかといった問題もある。
また、来期は全51試合と一昨年を上回る試合数が組まれることになっている。週2日開催も当然増え、過密日程になることが予想される。そういった面でも今年のような怪我による大量離脱は許されない。メディカル面も含めた対策が必要となる。