アーセナル-エバートン

なかなかお互い本調子になれないチーム同士の対決。エバートンモイーズとの契約延長がようやく決まり、これが契機となるか。一方のアーセナルはインターナショナルマッチウィークにケガ人が続出。ギャラス、サニャ、ベントナーが負傷。この試合とUCLフェネルバフチェ戦も欠場の見込み。ジュルーが脳震盪で検査を受け大事をとり欠場。この試合には出場しているもののセスクも鼻骨骨折、ファン・ぺルシーも筋肉に違和感を覚え検査を受けたりとただでさえ層が薄くなってるところに痛い。また、UCLを見据えてある程度ターンオーバーも行いたいところ。
結局、右SBにソング、CBシルベストルアーセナルデビュー、MF陣は右にエブエといった布陣をひいた。しかし開始早々、エバートンがヤクブのポストプレーからオズマン、ピーナール、オズマンとつないで先制。アーセナルはイマイチメンバーが変わったこともあるが精彩を欠く。時折セスクの機を見た縦パスからファン・ペルシーがチャンスを迎えるもののGKハワードに防がれる。エバートンはラインを下げつつもPA内をしっかりと固めてアーセナルの攻撃を防ぐ。
後半、肩を痛めたトゥレに代わりウォルコットが入り、右SH、エブエが右SBに下がりソングがCBに移動する。ウォルコットが入ったことによりアーセナルの攻撃が活性化し、後半開始早々にCKからナスリがミドルシュートを決めて同点に追いつく。さらにアーセナルが攻勢を強める。また、エバートンがローポストの役割で効いていたフェライニを交代させてしまい、全くボールが保持できなくなってしまう。そうした中セスクのパスからアデバヨールのキープでDFをひきつけ、セスクへ折り返しシュート、GKが弾いたところをファン・ペルシーが詰めて逆転に成功。最後後半アディッショナルタイム突入直前にウォルコットと途中出場のディアビとのコンビで右サイドを崩して、折り返したボールをウォルコットが決めて勝負あり。
けが人続出の中、肩を傷めたトゥレ、腿を痛めたナスリと程度は分からないもののまたけが人を出してしまったアーセナル。休む間もなくUCLもあり、痛い勝利の代償とならなければいいが。