テストにも何もなりはしなかった90分(天皇杯3回戦 ソニー仙台戦)
GK 山本
DF 前田 山本
羽田
山下 前田 羽田 山下
MF 平島
ジウトン 平島 藤本 ジェルマーノ ジウトン
藤本
ジェルマーノ 乾 カイオ
乾
カイオ 白谷
FW 白谷 (66分 濱田)
SUB 相澤
江添
丹羽
黒木
登録上はカイオはFWになっていたけど実際は2シャドーの一角だったので上図の3-6-1という形での試合。
ラスト1回りに入って平均2失点していることもあり通常の4バックから3バックに変更。また、香川をA代表、柿谷をU−19代表合宿で、小松、古橋を休養させたこともあり、白谷の1トップで臨んだ。
試合の方は地力に勝る桜が一方的にボールは支配するものの、攻撃の形が全くつくれない。サイド攻撃も、WB単独での突破になってしまい、ほとんどクロスも上がらない。かといって白谷は裏への飛び出しが武器なんだけれども、くさびのパスを収めることができないのでどうしても手詰まりとなる。
単発で藤本や、ジェルマーノのミドルがあるだけ。
3バックで攻撃的にやるためには3バックの一角の選手が上がる必要があるのだけれども、守備重視で3バックにしたという経緯から全くフォローに行かない。そうなると4バック時の時と比べても押し上げが足りない、またサイドも相手は4バック、2ラインで守るところにWB1人で仕掛けるため人が足りない。すべてにおいて中途半端だった。
あと気になったのは山下のパスの拙さ。確かに身体能力は高いし1対1でボールを奪うという点では前田、江添らとも遜色ないけど、あとのパス出しが拙すぎる。それでピンチをたびたび迎える。今日は相手の攻撃のレベルの低さに助けられたけどこれをこの先の3位争い直接対決でやらかすと確実に失点する。
このまま3バックにするのは危険だし、攻撃の形もつくれないのでやめてほしいんだが、クルピの感想は違ったようで・・・
Q.この試合で採用した3バックについて、次の鳥栖戦での使える目処は立ったか?
「今日と同じシステムというのは十分あり得る。今週の木曜と金曜に行う予定の戦術練習を通して、あるいはケガ人を見ながら、トータルで週末に決断したい」
Q.守備面では集中を欠くプレーが目立ったと思うが?
「私の見方は違う。前半にはそういうシーンがなく、後半はミスが出たかもしれないが、シュートを打たれる数は少なく、無失点に抑えている。3バックについて、連係ミスも多少あったかもしれないが、全体的にはこれまでの試合よりかなりよくなったと思う。攻めではシュートが17本と、いつもどおりの数字を残せたと思う」
シュートの本数もいつもどおりってこの試合は苦し紛れに打ったミドルばっかりで点の入る香りをほとんど感じなかったんだがねぇ。
シュートを打たれる回数が少ないって相手のレベルもあるし、ミスの回数も今までの試合とほとんど変わらなかったぞ。
鳥栖はHondaFC相手に4-0で勝ってるし、鳥栖みたいに組織がしっかりしたチームとやるのに今日みたいな3バックだと確実に失点するぞ。