サンダーランド−アーセナル

前節ハル・シティにまさかの敗戦をくらったアーセナル。ただ、そのあとのUCL対ポルト戦では4-0の圧勝とどうもチーム状態が掴みづらい。
今節はナスリを休養にあて、ボランチにソング、デニウソンを並べ、右ウォルコット、中セスク、左ファン・ペルシーという4-2-3-1に近いシステムを取った。
しかし、試合の方は闘将キーンに率いられたサンダーランドアーセナルボールのときには素早く帰陣し、守備ブロックを形成。アーセナルにスペースを与えない。
前半はそのまま終了。
後半にはいっても同じような展開。サンダーランドの守備が集中してアーセナル自慢のパス交換を許さない。
そしてそのまま終了が見えてきた後半42分交代で入ったレッドビターが見事なゴールを決める。ゴールを決めたレッドビターは感極まり泣いてしまう。
これでサンダーランドが劇的な勝利かと思いきや、アディショナルタイムの3分に右CKからファン・ペルシーのボールに飛び込んできたのは何とセスク!
アーセナルが土壇場で追いつきそのままタイムアップ。
サンダーランドはあと一歩のところでジャイアントキリングを逃した。
一方のアーセナルはプレミアでは前節の敗戦に続き、痛い勝ち点を落とした。同じプレミア内ではかなり研究されてきたこともあり、なかなか勝ち点を伸ばせなくなっている。
ただこれでUCLに焦点を合わせるという戦いができることもある。まだ、戦いの焦点を絞るには早いが、今後シーズンが進んだ時にベンゲルがどういう決断をするか注目。