広島戦

GK  相澤
DF  柳沢             
   前田                    相澤
   江添  (67分 羽田)  
   ジウトン          柳沢   前田    江添  ジウトン
MF  藤本         
   ジェルマーノ             藤本   ジェルマーノ
   乾
     香川            乾               香川           
FW  カイオ     
   小松                                
SUB  鈴木                小松     カイオ
     平島
     青山
     古橋


前節で昇格を決め優勝がかかる広島との1戦。広島からも多くのアウェーサポが駆けつけ18000人を超える観客を集めた試合となった。一方の桜は前節福岡戦で2度リードしながらも逆転負け。昇格へ向けて厳しい状況に追い込まれた。
前半から桜は広島の柏木、高萩の2シャドーに対してジェルマーノ、藤本のボランチがきっちりとマークに付く守備重視の作戦をとる。
その守備意識から、8分ハーフウェー付近でボールを奪うと素早く展開。カイオが切れ込みシュート、それをGKが弾いたところに香川が詰め先制。幸先いい展開。
そして前半38分までは見事にDFが集中し、広島の攻撃を抑え込んでいた。
ところが39分なんでもないミスから、広島に繋がれ高萩に同点弾を許すと、その3分後にはPA内でのジウトンのまずい対応から森崎浩をフリーにしてしまい、またも高萩に逆転弾を許すと、その2分後にもバックパスの連係ミスから佐藤寿人に決められわずか5分間に3失点。それまで今期一番といってもいい集中した守備をしていたのに、1つのミスからあっという間に崩れてしまった。
それでもそのすぐ後に、素早いスローインから小松が単独で突破を図り倒されてPKを獲得。これを職人ジェル様が今回は蹴る前にストップしてGKを転ばせてから蹴り込み1点差とする。
後半に入ると、負けられない桜が攻撃を仕掛けるも、いつもの悪い癖の攻撃が中に偏ってしまい、ストヤノフを中心とした広島DFに阻まれる。
そしてベンチにも攻撃の選手が古橋しかいないという時点で疑問のメンバー構成だったのに、その古橋というカードも最後まで使わない疑問の采配。結局交代のカードは江添に変えて羽田を入れ藤本をCB、羽田をボランチにという守りのカードのみだった。
結局、最後まで同点のゴールは遠く、対広島3戦3敗となった。
クルピの交代の遅さはいつも気になってたけど、勝たなくてはならない試合で前節もそうだったけど効果的な手を打てないってのは・・・
去年も似たようなこと言ってたけど、これで本当に1つも負けられない状態まで追い込まれてしまった。ただここにきて、仙台が負けていたりと多少の運もあるのは確か。しかし、上位が足踏みしてる間に甲府にもチャンスが出てきたりと混戦。
けれども桜にとってはもう目の前の1戦1戦を勝っていくことでしか道は切り開けない。