アーセナル−ウェストブロムウィッチ・アルビオン(WBA)

ウインターブレークもないプレミアがこの時期に開幕するということはFA杯カーリングカップも含めてかなり破滅的なスケジュールで運営されている証のようなもんなんですがw
まぁ、待ちに待った欧州のシーズンが本格的にスタートです。
プレミアの開幕戦はこのアーセナルウェストブロムでした。今年からプレミアもベンチ入りが5人から7人に拡大と他のリーグに合わせるように変更されました。チャンピオンズリーグ仕様でターンオーバーを引くチームにとっては朗報ですね。
しかしアーセナルは開幕前に怪我人が続出。去年からの負傷を引きずるエドゥワルドロシツキーに今日なんとかベンチ入りしたもののマラリアに感染したK・トゥレ、ハムストリングを痛めたセスクなど他にもセンデロスディアビなど特にCH陣が移籍の離脱も含めて層が薄い。さらに昨シーズン終盤CBも務めていてCHも出来るソングは五輪に参加中。
で、今日のスタメンで一番の驚きは中盤センターにデニウソンとエブエを並べたところ。確かに運動量は豊富だし、SBの経験もあり、ある程度守備は計算できるということもあるのか。FWはファン・ペルシーをベンチに温存してアデバヨールベントナーの2トップ。プレシーズンを怪我でほとんど出なかった新加入のナスリが開幕に間に合い、左サイドハーフで先発。右にはウォルコットという4-4-2でスタート。
いきなりの開始4分お得意の流れるようなパスワークからデニウソンが飛びだし、深い位置からゴール前へ折り返し、それに合わせたのがナスリ!
新加入のナスリが早くもプレミア初得点となるゴールを挙げる。
その後30分にキム・ド・ヒョンのシュートまでほとんど一方的に攻め立てるも、シーズン開幕直後、レギュラー陣不在ということもありゴール前のアイデアが乏しい。
それでもほぼ一方的な展開で前半を終える。
後半に入っても似たような展開。一皮向けて欲しいウォルコットもイマイチ周囲とのコンビネーションや、すぐに足を止めてしまうという悪癖が散見される。そんな中で新しい発見はエブエのCH起用。ボールサイドにも良く顔を出すし、守備のチェックもきっちりとこなしていた。ただ、相変わらずエブエのシュートは枠に飛ばないw
新加入のナスリも良く動き、またフランス代表で同僚のSBクリシーとの関係も良好だった。早くもプレミア初ゴールを奪ったように、今日の動きを見ている分にはフレブの穴は充分埋められる。むしろ得点の意識はフレブより高そう。
結局WBAにパワープレー気味の展開から2度ほど危ないシーンがあったものの追加点が取れなかったという面はあるにせよ完勝と言っていい内容だった。先シーズンにも良く見られた展開でしたね。悪い時期はアンラッキーゴールで追いつかれたりしてたんですが、こういう勝ちを拾って行くのは長いシーズンを見据えた意味では大事。
また開幕当初の相手にアーセナルは恵まれているのでしっかりと格下相手に勝ち点を稼いで、怪我人が復帰した状態でBIG4の直接対決に向いたいところ。