オランダーフランス

12日にロードと焼肉食ってたんですが、その次の日は会社の接待飲みで朝までつき合わされボロボロになって夕方までつぶれてました。
そういうことで録画していた試合を観戦。
今のオランダの良さが存分に表れた試合でしたね。
開始早々CKからカイトが決めて先制すると。相手ボールでは速く自陣に返り、ボールを持てば落ち着いてポゼッションさせるときと、機を見ての超高速カウンターとの使い分けが素晴らしい。
その後はフランスの攻撃にさらされるも強さのあるボランチ2枚、エンヘラールデ・ヨングが効いている。いままではどちらかといえば器用なタイプを使っていたんだけどここに強さを持つ選手を置いているというのが今までのオランダとの一番の違いかな。今までは守備に定評がある選手でもダービッツとか体のサイズは小さい選手が多かったんだよね。
しかし後半そのボランチエンヘラールを下げてロッベンを投入。結果としては当たったんだけど、これは諸刃の交代だった。一旦全くセカンドボールが拾えなくなって交代策は失敗だったかなと思ったところで出たのが新たな武器超高速カウンター。ファン・ニステルローイのルーレットのキープからロッベンが独走センターにスナイデル、大外にこちらも交代で入ったファン・ペルシーが走りこんでスナイデルにDFがつられて完全にフリーになったファン・ペルシーが決めて2点目。
すぐ後にフランスも1点決めて追いすがるも、そのわずか30秒後にロッベンが決めてまたまた2点差これでフランスが意気消沈。最後はロスタイムにもスナイデルが決めて結局4-1で快勝。
今回のオランダはカウンターとか言われているけど決してそうだけじゃない、ただカウンターに入った時の勢いが今までにないスピードと押し上げがあるんだよな。今回2列目に入ってる選手たちがみんなスピードが速くて、しかも外でも中でもプレーできる。さらに最後方にいるファン・ブロンクホルストも上がってくるから相手はマークがつききれない。中のボランチ2枚はきっちりとポジションをキープしてひたすらセカンドボールを拾うのと繋ぐことに徹している事が今までと大きく違う。それまではセードルフであったりコクであったりパスを散らせる選手とダービッツみたいに走り回る選手だったのがひたすらフィジカルに物言わせてボールを狩る選手になってる。
ただ調子に乗って攻撃的な選手を並べると後半開始直後みたいにかなり押し込まれるのでやっぱり、デ・ヨングエンヘラールのコンビをボランチで使うべき。あとは調子のいい選手を2列目の3人で起用すれば決勝トーナメント1回戦がスウェーデンが濃厚な感じだけどやれるのでは。スペインとの若手技巧派揃いの中盤対決も観たいんだけどね。