富山戦

前節熊本戦で久々の勝利、しかも完封という結果を出して迎えた富山戦。しかし今年の富山戦は第1クールでは暴風雨でボールが思うように回せず引き分け、第2クールでは開始1分でキム君退場+PK献上、さらにマルチネスも前半のうちに退場で試合のほとんどを9人で戦うという苦しい試合で負けと決して相性の良くない相手。しかし第3クールを迎えこの混戦では負けるわけにはいかない。
セレッソ大阪 (J2 35節 VSカターレ富山戦) のフォーメーション

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マルチネスが当分ダメなのでそこには船山が入る形。
試合開始から富山の激しいディフェンスに苦しむ。開始早々から主審の野田さんが富山のシャツを引っ張るDFを流したのでますます富山のDFが勢いに乗る。さらにセレッソはそのプレッシャーに負けてイージーミスを連発。
9分に姜にフリーでチャンスを与えたのをはじめ3バックのサイドのスペースを突かれてピンチの連発。どっちが首位のチームか分からないほど。
この状況に痺れを切らしたのかクルピはチアゴに代えて小松を投入と前半35分に早くも動く。
セレッソ大阪 (J2 37節 VSカターレ富山戦) のフォーメーション
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それに伴い3-6-1から4-4-2にシステムも変更。これで相手4バックとかみ合うようになり落ち着きを取り戻す。
そしてそのまま前半終了。
後半に入ると時間の経過に伴い富山の足が止まりはじめセレッソのペースに。しかしこの日はカイオの調子がイマイチでチャンスにカイオからのパスはことごとく明後日の方向に。
そんな中でも頼りになったのは乾−香川のコンビ。61分、香川のキープから乾へのパス、それを乾がヒールで落として香川のシュート。ちょうどゴール前で選手がブラインドになったこともありこれが決まってようやく先制する。
この後も何度かチャンスを迎えるも最後のシュートは富山GK中川に阻まれたりとチャンスを生かせない。そう見ると78分にカイオに代えて黒木を投入し、3ボランチに変更する。
セレッソ大阪 (J2 37節 VSカターレ富山戦) のフォーメーション
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これで守備を固めに入ろうとするも85分CKからのカウンターで前田がこの日2枚目のイエローで退場となる。
それを受けて乾に代えて江添を入れて4-3-1-1に変更
セレッソ大阪 (J2 37節 VSカターレ富山戦) のフォーメーション
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最後アディショナルタイムも時間を使いながら進め、最後小松−香川の突破から黒木がボレーを放つがこれをまたまた中川のビッグセーブに阻まれたところでタイムアップ。
苦しい試合だったが何とか勝利。
そしてこの勝利でJ1、J2に所属したことのあるすべてのチームから勝利を挙げた唯一のチームとなった。*1
この記録に関しては名誉なんだか不名誉なんだか分からんが(苦笑)
ライバル陣は仙台が退場者を出しながらも勝利、しかし甲府、湘南は引き分けとどのチームも楽な試合はしていない。これからも苦しい試合が続いていくが勝利を重ねていくしかない。
ただ、この試合でも分かるようにもう全チームにうちの3-6-1は研究されつくしている。最近のサテライト戦や、リザーブ組の練習試合では4バックで臨む試合が増えてきている。このあたりで戦い方を変えるのも手かもしれない。去年1年間はほぼ4バックで戦ったこともあるので、やれることは間違いない。精度の問題もあるが小松がある程度好調を維持しているので小松を生かす、さらにマークがきつくなって、2人の距離が気かすぎるようになってきた香川−乾の関係を見直すという意味でもやってみる価値はあるかなと個人的には思う。