サッカー本2冊

FOOTBALL FICTIONS 偉大なるマントーバ

FOOTBALL FICTIONS 偉大なるマントーバ

西部さんのフットボールフィクション。
6つの短編で構成されています。
1つ目の「リベロ」はもう明らかにモデルの人が想像できニヤニヤしてしまいますが、主人公は完全オリジナルでそこの部分がアクセントになってます。
あと気にいったのは表題にもなっている「偉大なるマントーバ」架空のマントーバという選手をめぐる物語。多分ジョージ・ウェアを若干意識したかな?
完全なフィクションもあれば、現実にいる(た)フットボーラーを使いながら架空の人物がそのプレーヤーを語る物語など色々工夫がしてある。
サッカー好きならおススメ

「マントーバ、けっこういい奴だった」

一番重厚な特集をするサッカー雑誌。
今回のタイトルは「10年後も残るクラブ、消えるクラブ」
地方のクラブが中心に様々なJクラブが取り上げられている。
中でも気になったのが岐阜に関しての内容。
相当ヤバいし、読む限りではどうやって存続しているのかも謎。
大分もフィジコ解任はシャムスカのリクエストだったという驚きの事実が。そうなると今まではフロントに非難が集中してたけどもそうは言えない気がする。
大分のような地方のクラブがジャイアントキリングを達成したにもかかわらず、却って経営が苦しくなってしまうという部分にJ全体の問題がある。
うまくACLがアジア全体の興業として成り立つことと、意外とJの試合は全世界に配信されているにもかかわらず、商売につなげられないJにも問題があるのかもしれない。