仙台戦
そろそろなんか書いとかないとねｗ
ＧＫ 金
ＤＦ チアゴ 金
藤本
江添 藤本 チアゴ 江添
ＭＦ 酒本
石神 酒本 羽田 マルチネス 石神
羽田
マルチネス 乾 香川
乾 （79分 濱田）
香川 カイオ
ＦＷ カイオ
ＳＵＢ 多田
平島
黒木 44分 マルチネス
柿谷 78分 香川
怪我で離脱した前田のところには昨年終盤3バックのレギュラーだった藤本が穴を埋めた形。
試合の方はすでに２敗している仙台が、桜のチームを動かしているパスの配給元である、マルチネスを徹底的にマークしてきた。マルチネスが持ったときに激しくマークをつけてパスを自由に出させない。マルチネスの足が止まったところで平瀬、中島のＦＷと中盤の選手が挟みに行ってパスミスや、パスコースを限定させてパスカットを連発。これにより桜の攻撃は機能不全に陥った。今までの相手はどちらかというとマルチネスに持たせないように、マルチネスにマークを集中してどちらかというと足元に不安がある前田辺りにボールを持たせてパスミスを誘うという守り方だったのだが、ある程度選手の質が揃っている仙台はガチにマルチネスに対して勝負を仕掛けてきた。そのもくろみはほぼ前半は成功していて、桜にチャンスを作らせないだけでなく、奪ってそこからショートカウンターを繰り出し、25分に後方から走り込んだ梁がこれ以上ない見事なタイミングでシュートを放ち仙台が先制する。このシュートシーンは解説が遠昌だったら「ちょっと止めて下さい。」「チアゴの両足のつま先が揃ったタイミングでシュート打ってます」と確実に言っていただろうなｗ
実際ほぼＰＡ内で３対３の状態を作られてて、ステイしてマルチネスの帰りを待ったチアゴの判断は悪くないし、マルチネスはあと１歩のところまで追いついていた。これはシュートを打った梁を褒めるしかない。「両足がそろっ（ｒｙ」ｗ
そうした感じで完全に仙台ペースだったんだけど、30分すぎぐらいから仙台に気になるシーンが目立ち始める。ある程度ファーストプレッシャーを交わされるとあっさりとラインを下げてしまい、下がると全くマルチネスにプレッシャーが行かなくなってしまっていた。ＴＶで観てて、怖がらずライン上げればチャンスつくれそうだなぁ、後半からエンジン掛けていこうと思っていたら、前半ラストプレーで酒本のクロスのこぼれ球が上記の状態でどフリーのマルチネスの前に転がり、そのマルチネスが、低空で無回転、さらにキーパーの手前で落ちてワンバウンドという凶悪なシュート。これが仙台ゴールに突き刺さり同点で折り返す。
これで流れが変わったか、後半は桜ペース。前半ほとんど使えていなかった酒本のサイドを積極的に使い出す。おりしも前半の接触プレーでＳＢ田村が負傷交代していたこともあり、これで仙台ベンチが慌ててしまう。後半頭から冨田をＳＢ起用していたのだが、酒本にサイドを抉られたことで本職がＤＦの一柳を投入、冨田をボランチに上げて3ボランチにシステムを変更する。
しかし、それにより2人いることで効果的にマルチネスにプレッシャーをかけられていたＦＷが1枚になったことにより、思ったよりプレッシャーがかけられなくなり、桜に押し込まれる結果となってしまった。昨年の対戦では3ボランチで逆転した仙台だったが、今回ではその成功体験に縛られてしまったか。
そして、桜は78分カイオとのワンツーで抜け出した香川がＤＦ3人を翻弄してニアサイドを破って逆転に成功する。
そして今年の堅い3バックを軸に逃げ切り態勢に入る。仙台はシュートは放つもののそのほとんどがＰＡの外であり、怖さはなかった。そしてタイムアップ。
昇格を争うであろうライバル対決は桜の逆転勝利だった。
前半は完全に仙台の狙い通りの試合だった。ただ、やはり今年の桜の個の力、前3人とマルチネスの力は抜けているし、その他の選手も個人能力には定評がある。それらの選手たちがまず、第一にＤＦの意識が高いことがこれまでの好結果につながっている。ただ、チーム全体の連動性という意味ではまだまだイマイチ。最近観てて思うのは多分浦和が強かった時のサッカーがこんな感じなんだろうなぁと。前3人である程度攻めきれちゃうし、個人能力という意味ではＪ２屈指だから、ベクトルを守備に合わせれば守れる。強者のカウンターという戦術がハマっている状態。
そこを越えて昨年の広島みたいに完全に攻撃にベクトルを向けられればいいんだろうけど、2年続けてＪ２2にいる身ではまず、昇格というのが大目標であることには違いない。
ま、こんな贅沢なこと言ってられるのも今勝ってるからなんだろうけどねぇｗ
