東京V戦

開幕戦では引いてきた鳥栖に対して後半からギアを上げゴールラッシュで勝利したわが桜。
対する緑は徳島相手にスコアレスドロー
ウチ対策に4-3-3から4-4-1-1にシステムを変更してきた。

GK  金                   
DF  チアゴ                 金
    前田       
    江添              前田 チアゴ 江添
MF  酒本     
    石神           酒本  羽田  マルチネス 石神
    羽田                 
    マルチネス           乾      香川    
    乾   
    香川                 カイオ 
FW  カイオ
SUB 多田                  
    藤本         
    平島            
    濱田            
    苔口

前半は緑が前線からきっちりとプレスを仕掛けてきて3バックにボールを持たせるように仕向けるDFが機能して上手く攻めることが出来ない。
しかし個人能力はセレッソの方が上なのでいい形でカイオ、乾、香川に入るとチャンスになる。
緑は3バックの脇、特にセレッソ左WB石神の上がったスペースを河野、和田がついてチャンスを作ろうとする。
そんな中の23分クリアボールをカイオがサイドの乾に落とし、乾がドリブルで侵入。そしてグラウンダーのクロスをDFラインとGKの間に送ると飛び込んできた香川が合わせて先制。前節のカイオの先制点と同じような形での得点だった。
この1点でセレッソペースになるかと思いきや、中だるみしてしまう悪い癖が出てしまう。
28分河村のスペースに出したパスにDFライン江添の押し上げの遅れと石神の裏がぽっかり空いていたため、DFラインに河野に入り込まれGK金の1対1になってしまう。そして河野がループシュートを打つと、シュート自体はバーに当たって跳ね返ったもののゴールのカバーに入ろうとした江添に当たってゴールに入ってしまう。
これで再び戦う気持ちに火の入った緑がセットプレーを中心にチャンスを迎えるもGK金が枠に入ってきたシュートは完璧に処理する。そしてどちらかというと緑のペースで後半に入る。
しかし後半に入ると再びセレッソのエンジンが点火、スピードに乗ったカイオ、香川、乾に加えてマルチネス、チアゴといった選手も積極的にボールに絡みチャンスを迎えるも、土肥、土屋といったベテランと菅原、河村のボランチコンビが身体を張り何とか防ぐ。
しかし、67分。乾に対するファールで貰ったFKのチャンスにチアゴが合わせて勝ち越しに成功する。
その後も前がかりになる緑に対してカウンターで次々とチャンスを作るが、土屋、土肥が最後まで集中して追加点を取らせない。ただ、緑もある程度ボールは回せるものの河野の突破以外これといって攻めてがないので、セレッソDF陣に跳ね返される。
そしてそのままタイムアップ。
開幕2連勝とした。
前半は手を焼いたものの後半はほぼ試合をコントロールした。前半はシュート3本だったのが後半だけで16本と数字にもそれは表れた。
ただ、これからも鳥栖、緑がやってきたように色々対策を練られてくる。それをどういう風に跳ね返すのか。後半のようなサッカーが出来ればいいんだけど、それを全部続けるにはスタミナの問題もあるしねぇ。ただ、前半は相手が飛ばしてくることが多いので、この2試合のように、ある程度余裕を持って後半相手が落ちたところをきっちりと決めていくという戦い方もいいかもしれない。
ただ、この試合もそうだし、鳥栖戦の2-0の後もそうだけど、試合の中で何か急にペースを落としてしまう瞬間がまだまだあるのが気にかかる。今は勝ってるからいいけど、この先で問題になることもあるだろう。次の試合は勝利ももちろん大切だけど、無失点という所にもこだわって欲しい。