J2展望(下)

ラストスパートということで

今まではどちらかというとJ1チームなどの若手を借りて育ててというやり方だったのが、今季はそういったレンタル補強はせず、ほぼ自前の戦力で戦うことにした愛媛。
望月監督の育成手腕は菅沼、高萩、森脇といった選手が愛媛で経験を積みレンタル元で主力にまで昇りつめた選手が複数いることで証明されている。ただ、そういった選手が多くなりすぎたことでチームの一体感が損なわれていたのも事実。戦力の整理を図り、なんと登録人数21人という少数精鋭で戦う。その分は愛媛しまなみというセカンドチームを所持することで補う模様。
少数精鋭とはいえ昨シーズンの最終戦にスタメン出場したメンバーはGK多田以外残留し、MFに一昨シーズンレンタルで活躍していた大山を完全で、FWにはジョジマールを獲得と、少ないながらも戦力は維持、補強している。
長いシーズンなのでこれだけの人数だとけが人等が怖いところ。よくて12位辺りを狙うことになりそう。ただ、同じメンバーでやることの利点はあるので、疲れが出る前の序盤戦では上位陣を悩ませることになりそう。
桜的には相性がいいチーム。ただ、最終戦ではこっちもガチガチになって前線からのプレスには悩まされた。ただ、一線を抜ければあの日は多田にやられたものの全部1点もののチャンスになっていたので、そんなに不安はない。

ついに大塚製薬が本気になったと言われるほど積極的な補強を行った徳島。GK高桑、DF三木、MF徳重、青山など経験もある選手が加入した。
監督の美濃部さんがよく知ってる京都の選手も多く、そういう部分での継続性もある。3年連続で最下位とこれだけ下位に沈み続けている以上何か大きく変えなきゃいけない。とはいえベテランが多いので若い選手の突き上げがないと長いシーズン戦えないのも確か。名古屋のコネクションが出来たのか、築城、井上、青山といったレンタルで獲得した若手の活躍が望まれる。
戦力的には1桁は十分狙える。ただ、寄せ集めた感があるのでどれだけ一体感を持ったチームを作れるかが問題。
ウチ的には第2クールにドゥンビア1人にやられたのが強烈に印象に残ってる。とはいえ第3クールでも3-0とリードしていたのにあっという間に3-2にされるというドタバタを演じてしまった。ただ、これだけメンバーが変わるとやってみないと分からない部分が多い。

ここからは昇格チーム

昇格チームすべてに言えることだけれども正直HondaFCに勝ち点11以上開けられての2位以下という成績だったんだよね。そこの現実を見つめてどこまでステップアップできるかがカギ。
そんな中一番J経験者が元々多く、補強も熱心にやったのがこの栃木SC。監督に松田氏を迎え、栗原、米山といったベテランや、新潟から河原、京都で昨シーズン13試合に出場した大久保などを獲得している。
松田監督だから堅いプレスを中心にしたチームを作ってくるだろうけど、FWに目立った補強がなかったのが残念なところ。佐藤悠介のクロスやパスに誰が合わせるのか。さすがに佐藤が去年みたく16ゴールを奪うというのは無理だろうから。FWに軸になる選手が欲しいところ。
ウチ的にはやったことないので分からんw

今までの昇格チームとは全く違い、J2に上がったからといって既存のメンバーを大幅に代えるといった補強を一切しなかったチーム。今年参戦するチームの中ではYKK、北陸電力といった大口のスポンサーがいるにもかかわらずあえて、そういうチームづくりを行うという点では注目。
さすがにチーム力その他はよくわかりませんw
ウチ的には監督が楚輪さん、ヘッドが副島さんと思いっきりヤンマー閥なんだよねぇ。今季ウチが昇格したらそのラインで若手のレンタル修業先とかの有力候補になりそうだけれども、同じカテゴリーだからそうそう貸してあげられないしw

相当やり手の社長がいると評判だった岡山、最終節までもつれた昇格争いでなんとか決めた。注目は喜山、小林とJFLで2人で37点とったFW陣。というか普通喜山はみんなヴェルディに帰るだろうと思ってたら残留とそういう意味では運がある。本人たっての希望なのか、緑に余裕がないのか。ま、両方だろうな。
ここもチームを大きく変えるほどの補強ではなく、新卒大学生を中心に補強とこれまた従来とは違ったやり方を行ってきた。22チームになるまでは降格がないというシステムを利用してまず育てるということに主眼を置いたのだろう。富山もそうだが、こういうった手法でどこまで成績を残せるのか、今後J入りを狙うチームにとっても注目される所。
ウチ的にはよく分からんw
ってな形での展望です。最後に一応自分とこもやっとくかw

昨シーズン昇格を広島と争うと言われながら、けが人等が続出した第2クールに大失速。最後追い上げたものの届かずに終わったセレッソ
そういった結果を受けフロントも変革を覚悟し、この2シーズンチームの中心だったボランチコンビのジェルマーノ、アレーを放出し、超大物MFマルチネスと崩壊気味だったDFにチアゴを獲得。そして第3クールで乾、香川とのコンビネーションが熟成されるにつれ圧倒的な攻撃力をみせたカイオをレンタルで延長することに成功、また乾、羽田といった主軸をレンタルから完全で獲得した。元々選手は揃っていることと、2年目黒木がボランチの一角を狙うぐらいに成長していることも含め、昇格に向け戦力は整っている。ただ、香川が代表等の活動で10試合ほど抜ける可能性もあり、その部分をどう埋めていくのか。柿谷の覚醒が期待されるのだが・・・
戦力が抜けているとは言われながらもチームの平均年齢は23歳と若いチーム。躓いた時に立て直せるか、3年ぶりの復帰となる西澤にかかる期待は大きい。
とまぁこんな感じです。
順位予想はしません。
だって全くわかんねぇもんw