J2展望(上)

やるやると某所で言ってたのにやらないってのもアレなので、ついでに名鑑も買っちゃったしw
今年の場合単純な戦力という面と公式試合安定開催基金ってのが引っ掛かってきそう。すでに岐阜が5000万借入してて、これを返済できなければJ1への昇格はないし、東京Vはなんと10億の借入を打診したという話、福岡も昨年借り入れる寸前まで行ったということもあり、なかなか予断を許さない。でも、昔鳥栖とか草津が借りたり借りようとしたときには返せなきゃチーム解散も辞さないと時のチェアマンが言ってたこともあり、それに比べればむしろ緩くなってるのかな。そんなこんなでJ2展望。ただし思いっきり桜目線ですがw
まずはJ1の降格チームから

以前戦力の劣る横浜FCをソリッドな4-4-2を敷き見事昇格させた高木コーチが監督に昇格。しかしいかんせん親会社、フロントが迷走身売りするしかない所まで来てます。いくつかの企業が候補に挙がったものの、Jに10億も借入しようとしたことから経営がほぼ末期で破たんしていると思われ、ここまでヤバいと思わなかったと手をひかれた感じ。正直戦力云々よりもまずは選手が戦いに集中することが出来る環境を作れるかどうかが問題。
戦力はすったもんだありながらも戦える力は残った。GK土肥、DF土屋、服部、FW大黒といった経験豊富なメンバーといえば聞こえはいいけど正直チームとしての伸びしろといえば正直疑問。2年前のときはものすごく相性悪かったけど、ほとんどディエゴとフッキにやられただけだからそこまで相性が悪いとは思えない。3位争いが現実のところな気がする。

横浜FCと並ぶスピードで降格してしまった昨シーズン。今年は5か年計画の最終年で石崎監督を迎え昇格を狙う。
確かに実績十分の石崎さんが率いるという面では怖いものの、三浦俊也前監督がやったゾーンから今年はプレッシングとチームのスタイルが変わる。また、CBタイプを4人並べていた去年から今年は右SHだった藤田を右SBにコンバートと明らかにやり方を変えてきている。また新外国人は強化担当自らスウェーデン、コロンビアに足を運び獲得した選手。特にダニルソンの評判はかなり高く、J2で注目の選手。クライトンダニルソンといった選手に去年J1の舞台を経験した岡本、西、宮澤、石井といったユース生え抜き、高卒時獲得の攻撃的な選手らが絡めればダヴィという絶対的な選手が抜けたとはいえ、かなり面白い攻撃が見れそう。あとはキリノの決定力がどこまであるのか。DFラインには経験豊富な選手が並ぶ。ただ、箕輪も含め高さはあるものの、スピードはあまりないのでここら辺りがゾーンで待ち構える三浦方式と前から行く石崎方式の違いがどう出るか。
桜的にはゾーンで守る三浦サッカーとは相性悪かった(06年1勝3敗)ので逆に前に来てくれる分裏にもスペースが出来ていいかもしれない。
ここからは順位順で

惜しくも入れ替え戦で松浦1人にやられて昇格を逃した昨シーズン。流出の噂があった選手もいたが、ほぼ去年と同じ戦力を維持することに成功した。
ただ、正直チームとしては去年がピークだった気もするんだよね。梁、関口、中島、菅井とほぼ成熟期に入った主力をそこを脅かす選手が出てくるかどうか。もちろん戦力としてはJ2上位は間違いないし昇格争いに絡むとは思うんだけど、イマイチ新鮮味がないというか気になるのはその部分。当然同じようなメンバーでやってるのでチーム戦術は熟成してるだろうけど、それでは昇格できなかったのも事実。どこまで西山、曽我部、三澤といった選手たちが成長するか。補強がない以上、そういった選手の底上げが求められる。
あと、昨シーズン終盤崩壊気味だったDF面がどこまで改善されているか。入れ替え戦では磐田がオフトらしいリアクションサッカーに徹してくれていたからなんとかなったけどエリゼウが加入してどこまで改善されているのか。
桜的に言うと確かに第3クールは痛かったんだけど1勝1分け1敗と5分の成績。ま、今シーズンも似たような感じになりそうな気がするなぁw

自分とこは飛ばしますw
反町新監督を迎えた湘南。昨年は菊池、鎌田といったユース生え抜きが最後大きく成長したシーズン、さらにU−19代表だった村松をHONDA-FCから獲得と次代を担う選手も加入してます。ただ、多分監督のリクエストだと思うんだけど、今更感のある寺川、野澤の獲得が微妙。悪い選手じゃないけど果たしてそこまで必要な選手なのかね?菊池、金といったレギュラープレーヤーのところにぶつける選手ではない気がするなぁ。ただ、外国人はアジエル、トゥット、ジャーンと計算できるし、坂本、田村の献身的なボランチも健在。しかし反町さんはホッフェンハイムに影響受けて4-3-3やるらしいけど、その辺りがハマるのかどうか。去年は石原、原の両FWからDFラインまで連動したプレスが持ち味だっただけに、その辺りがどうなるのか。ただ、個人的に反町さんの3トップってどうしても新潟時代のブラジル人3人だけで攻めるってイメージになっちゃうんだよなぁw
ここも3位争いはイメージできるけど首位を争うってのはなんとなくイメージできない。
対桜となると2年前は1分3敗と散々だったのが去年は2勝1敗と苦手意識は完全になくなった。

熱血漢岸野監督が率いる鳥栖。ただ今年は藤田の移籍はかなりダメージ大きそう。2シーズン続けて結果を出してきたストライカーだけにそうそう変わりはいない。昨シーズン終盤好調だった廣瀬と序盤にチャンスをもらっていた谷口あたりがどこまでやれるか。中盤は船谷outで島田inとほぼほぼ変わらない戦力。ただ島嵜、野崎といった大卒2〜3年目の選手や高橋のような岸野監督が叩き上げて育てた25〜6歳の選手が多く、まだまだチームに伸びしろはある。
最終的に点を取れる選手がいるのかどうか。そこが今年の鳥栖が昇格争いに絡めるかどうかのポイントになりそう
桜的には序盤に2敗したものの、攻撃陣が揃った第3クールは4-1と快勝している。プレスをかいくぐれれば点は取れる。

去年の甲府はいいサッカーをしながらも点が取れずに引き分けもしくはカウンターに沈むという結果が多かった。そして終盤にサーレスマラニョンといった選手を獲得するとそれが解消されたものの序盤の低迷が響いた。サーレスは確保できなかったものの金信泳、森田といった長身のFWを獲得し得点力不足の解消を狙う。ただ、アンカーのところの補強が出来なかったので今年も林にかかる負担は大きそう。ダブルボランチにするという話もあるけれど、その辺りのバランスはどうなるか。また、大分から松橋を期限付きで獲得今年も徹底的にサイドを狙うのだろう。
今年はどこまで下位チームに対する取りこぼしを減らせるかそこがポイントになりそう。
ウチとの関係でいえば去年はエンターテイメントにあふれる試合を3試合にわたって提供。2-3、3-3、3-2という全試合撃ち合いを展開してしまった。とはいえほとんど失点はミス絡みで崩されたのは2点ほどしかないのでそこまで気にしてないし、点は取る自信はある。ウチ相手に引いて守りに入ったりしない貴重なチームw今年も面白い試合が出来ればw

といった感じでまずは6チーム。結構疲れるなコレw
開幕に間に合うんだろうかw