終戦
これで実質今期終了。確かにまだ数字上の可能性はありますが、残り4試合で2位と11、3位と8の勝ち点差はもうどうしようもないでしょう。
GK 山本
DF 前田 山本
羽田
藤本 前田 羽田 藤本
MF 酒本
ジウトン 酒本 濱田 ジェルマーノ ジウトン
濱田
ジェルマーノ 乾 香川
乾
香川 カイオ
FW カイオ (72分 小松)
SUB 相澤
平島
江添
黒木
最初は3バックの並びを右から藤本、羽田、前田といざという時に右SBもできる藤本を右のストッパーにおいてという意図が見えたのだけど、元々足技に不安があり、右利きという前田が不安定なプレーを連発。結局、右前田、左藤本という形に落ち着く。
しかしその不安定な守備を突かれると、右から中島に決められる。人にしっかりつけるというのが3バックの特徴なのにボールホルダーへのマークが甘く。中島をフリーでシュートさせてしまった。
そのあと、セレッソが攻めに出ると、5分後酒本がフリーでクロス、走り込んできたカイオが触ったか触らなかった分からなかったが、ボールがそのままゴールに流れ込み同点。当初スタジアムには酒本のゴールと紹介されたが、後ほどカイオのゴールと訂正された。
そして同点弾の勢いのまま攻め込む。2シャドーの乾、香川のコンビネーション、そしてサイドにも頻繁に流れるカイオ、この3人を仙台DFが捕まえることができず、チャンスを量産。そして21分切り込んだジウトンが来日初ゴールを決め逆転。
さらに34分にもカウンターから乾が抜けだしGKと1対1飛び込んだGKに一度ボールを弾かれるも、そのボールがカイオのもとに転がりカイオが落ち着いて無人のゴールに流し込み3-1とする。そのあとも何度かチャンスがあったもののそのまま前半終了。
しかし、前節もそうだったように、3バックは終始不安定でシュートこそ2本だったもののクリアミスや、連携ミスで何度か危ないシーンを作られていた。ただ前半のように攻撃できていれば、追加点のチャンスも出てくるとは思っていたんだけど・・・
後半に入り、いきなりセットプレーで中島に決められ1点差とされる。ゾーンで守るセットプレーの隙を突かれた。
ただ、前がかりに来る仙台に対してカウンターでチャンスを迎えるも、カイオのシュートはGKにセーブされ、フリーで放った香川のヘディングは枠の外に外れる。
そうした中、前線で動き回ってチャンスを作っていたカイオに変えて小松を投入。普段なら何らおかしくない交代だったが、3-6-1に変えてから初登場となる小松と、2シャドーの香川、乾の呼吸が上手く合わない。また、2シャドーの疲れと、仙台が2人に対して激しくプレッシャーをかけてきたことで前半ほどいい形をつくれなくなっていた。
そうした78分、またボールホルダーの関口に対するマークが甘くなりゴール前に侵入を許しそのままドリブルシュート決められ同点とされる。
そして、82分FKでまたまた、オフサイドトラップを仕掛けるも、不発。中原に結果的にフリーでヘディングを決められついに逆転される。
オフサイドルールがボールに関与したかどうかで判定されるようになって以来、普通のチームではセットプレーでオフサイドトラップを仕掛けるチームはないんだけど、セレッソだけがこれをやっているんだが、こんな大事な試合の重要な局面でやるか普通?
横浜FC戦でも失敗してドローになったんだが、何ら反省してなかったみたいだな。
結局このままスコアは推移し結局3-4で敗戦。これで事実上J1昇格はなくなった。
この試合に今年のチームの状況がすべて表れていた。
- 緩いセットプレーの守備。
ゾーンで守る弱点をことごとくつかれてセットプレーで失点している。オフサイドトラップなんてやるのが信じられん
- 不安定なDF陣
特に前田の足技のなさからくる不安定さ。人には強いが足元が危なっかしすぎる。自陣でのミスが失点につながるシーンは今年何回見せられたことか。
- 決定力不足。
今日もシュート数は21。仙台の10の倍を撃っているにも関わらずスコアは3-4。今日の試合はまぁ3点取っているからまだマシと言えばそうなんだけど、それでもあと2点は決められるシーンはあった。
- チームリーダーの不在。
フィールド上のリーダーが存在しないので苦境に立ったときの巻き返しができない。モリシが去年から出場できずということもあり、実質20代以下で構成されているチーム。昨年モリシの離脱以降実質のゲームキャプテンを務めた古橋も今年は怪我に泣かされた。
こうなってしまった以上来季に向けていろいろと立て直していかないといけない。もうクルピは解任でいいよ。確かに攻撃面では楽しいチームを作ってくれたけど、これだけ守備が崩壊していてはJ1に昇格することは難しい。