ツール・ド・フランス第2ステージ

日曜日の放送と言うこともあり、パレード走行からの生中継でした。
比較的淡々と進みながらもロードレース独特の面白さが出ていたレースだったと思います。
まずウェーグマンをはじめとする逃げが決まったかと思われたところで、マイヨ・アポア・ルージュを着るヴォクレールを抱えるブイグテレコムがトレイン組んで必死の引きをみせ、山岳ポイント手前で逃げ集団を捕らえ、そのままヴォクレールがトップでポイントを取る。そして今度はシャバネルと一緒にヴォクレールが逃げを決める。そしてスプリントポイントはシャバネル、山岳はヴォクレールとトップを分け合っていった中で迎えた第3山岳ポイント今度もヴォクレールが取ると思いきやシャバネルに譲る。どうやらシャバネルの地元か何かだったらしく、既に次の日の山岳ジャージが確定していたこともあり、シャバネルに華を持たせた。その後モローらアグリチュベルの2選手が合流し、ゴール前1kmのところまで逃げるも追いつかれる。そこでTTチャンピオンでロングスパート得意のカンチェッラーラが飛び出すもすぐにポッツァートのチェックを受ける。最後は今大会マイヨ・ヴェール争いの候補筆頭フースホフトが貫禄のスプリントを見せつけ勝利。
ポイントを取らせる為のチームの動きや、地元選手に華を持たせる独特の騎士道精神。残り1kmでつかまったチームが異なる選手同士の握手。最後のスプリントの激しさ。色々なロードレースの魅力が詰まった第2ステージでした。
明日は今日よりもフラットな平坦ステージで、マキュワン、ガヴェンディッシュらの活躍も期待したい。