富山戦 

前節札幌に手痛い敗戦のあとの建直しを図る一戦。
しかし、その札幌戦でカイオが肉離れを起こし1ヶ月ほど離脱が決定。小松も練習試合には出始めたけれどもまだ、90分のプレーは無理。ということで柿谷をトップに起用した

GK  金                   
DF  チアゴ                 金
    藤本 (HT 黒木)     
    江添              藤本 チアゴ 江添
MF  酒本 (83分 平島)   
    石神           酒本  羽田  マルチネス 石神
    羽田                 
    マルチネス           乾      香川    
    乾   
    香川                  柿谷 
FW  柿谷 (76分 濱田)
SUB 多田                              
    苔口            

今日の富山は強風で横殴りの雨が降りしきり、さらに風が舞ってるという悪コンディション。さらにトップが不在のためロングボールがほとんど使えないという条件だった。
そういうコンディションのためどうしても選手が足元で貰いたがる悪癖が顔を覗かせる。今日トップに入った柿谷もまずボールに触ってというプレーヤーなので時折上手いテクニックを見せるものの、ゴール前で存在感を出すことが出来ない。香川、柿谷、乾が絡んで時折チャンスを作るものの単発に終わる。一方の富山も攻めという点では完全に迫力不足。前半に1,2度チャンスがあったものの、シュートは正面あるいは枠から遠く離れた宇宙開発だけだった。
後半に入り、藤本に代えて黒木を投入。さらにボールポゼッションを高めようとするも不発。そして柿谷に代えて濱田が入ると、完全にFWがいなくなってしまい、攻めてもエリア内に誰もいないことが多く点が入る気配が消えていく。さらに酒本に代えて平島が投入されると、久々の登場ということもあって、平島にはパスアンドゴーの意識が高かったので何度かチャンスを迎える。しかし、平島の速いグラウンダーのクロスから生まれたチャンスに黒木がうったシュートは相手DFの決死のブロックに防がれてしまう。
さらにFKからのチャンスもあったが香川がDFにブロックされてしまう。そしてこのままタイムアップ。スコアレスドローに終わった。
相手のマークが厳しくなるにつれて前線とDFの分断がはっきりと出てきてしまっている。これまではカイオ。香川がコンスタントにゴールを決めていたから、途中からカウンター狙いに徹することができたけれど、攻めなきゃならない場面を迎えた時にうまく攻撃を作ることが出来ない。
クルピも交代などを使ったけど、上手くはまらない。システム変更も視野に入れていく時期に来たように思う。去年も使った4-4-2、4-3-3なんかも併用していくべきじゃないか。
あと最近DF陣の上がりも減ってきている。開幕当初はチアゴ、江添、前田がどんどん上がっていたけれども、それも減ってきている。藤本は元々ボランチもSBもできるんだからもっと積極的にプレーして欲しい。
ここから過密日程が続くけれども、今日出た黒木、平島あたりも持ち味は出している。うまく調子のいい選手を使いながら何とか勝ち点を拾っていって欲しい。