ドイツ−スペイン

トルコ、ロシアの予想外の躍進はあったものの決勝のカードは予想通りに近いカードとなった。
スペインはビジャの負傷によりセスクが入った4-1-4-1。ドイツは準決勝と同じ4-2-3-1のフォーメーション。
試合はスペインが立ち上がり動きが硬く、ドイツが押し込むものの、スペインのマルチェナプジョルの両CBが立ちはだかる。この日はこれまでのスペインをDF面で支えていたマルコス・セナ(いつの間にかマルコス・センナからセナに呼称が変わってたなぁ。でもセナの方がF1ファンには馴染み深いのも確か。いまさらアイルトン・セナアイウトン・センナとは呼べないし)の調子がイマイチでバラックヒッツルスペルガーらにバイタルエリアへの侵入を許す。ただ20分を過ぎる頃になるとようやく硬さの取れたスペインが自慢の中盤を軸に攻め立てる。惜しいフェルナンド・トーレスのヘッドなどもあったが、33分中盤のパス交換からシャビのスルーパスに反応したフェルナンド・トーレスがラームとの競り合いを振り切り前に出てきたレーマンの上を越すループシュート。これが決まりスペインが先制。
後半に入ってもスペインペース。ドイツもヒッツスルペルガーに替えてクラニィを投入し一瞬流れをつかみかけるも、スペインもセスクに替えてシャビ・アロンソ、シルバに替えてサンティ・カソルラと中盤をテコ入れしてあっさりと立て直す。結局チームとしての完成度が大きくそのままタイムアップ。スペインがヨーロッパチャンピオンとなった。
スペインは主力がまだまだ若く、W杯に向けても期待できるチームですね。ドイツは期待されたマリオ・ゴメスが不発。逆にバイエルンで今季不遇だったシュバインシュタイガーポドルスキーが好調とシーズンと逆の結果に。ただしバラックやDF陣に怪我人や高齢化が進んでるのでそこの部分を立て直したいところ。GKはノイヤー、レンジングなど若手も一杯育ってるので不安はないけど。