天皇賞・春、ディープインパクトがレコードV
勝った馬は強かった。これに尽きると思います。いつどの騎手が言ってたかは忘れましたが、歴史に残る名馬はみなステイヤーだと言ってたことを思い出しました。引っかかって暴走した菊花賞でも結果的に圧勝だったことを考えると本質的にはステイヤーなんでしょう。ただ中山はあわないってことは強く覚えておく必要はありそうですが。
2着のリンカーンの横山典弘が生まれた時代が悪いと言っていましたがそれはディープ自身にも言えることではないでしょうか。歴史的に時代を作った名馬たちも例えばシンボリルドルフには前年の3冠馬ミスターシービー、1年遅くの2冠馬ミホシンザン、一応同世代にもビゼンニシキなどライバルがいたし、テイエムオペラオーにも同世代にナリタトップロード、メイショウドトウ、アドマイヤベガなどがいてライバルにはことかかなかったのに、ディープにはハーツクライしかいないんですよね。またハーツが距離を選ぶ馬なので対戦も限られてるとなるとある意味不幸ですよね。
ただこれだけライバル不在にもかかわらずこの異常な人気というのが、どうもこの馬についていけないものを感じさせるんですよね。
オグリキャップが輝いたのは長距離ではスーパークリーク、イナリワン、短距離にはバンブーメモリーがいたからだし、トウカイテイオーの人気は一つ上のメジロマックイーンがいてこそだったし。ライスシャワーなんかはミホノブルボンとマックイーンがいなければこれほど印象にのこることもなかったでしょう。新しいところだと、スペシャルウィーク、エルコンドルパサー、グラスワンダー、セイウンスカイ、キングヘイローのときかな。
やはりこういうライバルたちの争いがない最近の競馬にはあまり燃えないんですよね。